PCL工法
PCL工法 PCL工法の特徴
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PCL工法の特徴
PCL(Precast Concrete Lining)工法は、トンネルの内装、仕上げ、補修または補強を目的としたコンクリート版を用いたライニング工法の設計、製造、施工方法を総称したものです。本工法は、掘削したトンネルや既設トンネルからの漏水を防ぎ、換気扇の効率や照明の効率を向上させ、吹付コンクリートや既設覆工の剥離、剥落事故を防止する目的で開発された工法です。PCL版に作用する荷重条件が与えられれば構造部材としても使用可能であり、主に道路トンネルに使用されていますが、最近では水路の補修・補強としても用いられています。
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道路(補修・補強)   道路(新設)   水路
PCL工法の特徴
■ 高性能・耐久性
PCL版は厳密な品質管理の下で工場生産される高品質な製品です。
■ 高い安定性
PCL版と地山との間に裏込めを充填することにより、不慮の荷重に対しても高い安定性が期待出来ます。
■ 施工性
・専用の据付機械を使用することにより工期短縮が計れます。
・既設トンネルとの取り合いは側壁部のみであり、準備工事が簡単です。
・交通開放下での施工が可能です。
■ 経済性
従来技術(現場打ちコンクリート覆工補強)と比較すると、施工延長30mにおいて、約30%のコスト削減が可能です。
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優れた補強効果を確認
山岳トンネルにおいて覆工に緩み荷重が作用した場合を想定して行った実験では、薄肉部を有するPCL版で補強した トンネルは、125mm厚の無筋コンクリートで補強したトンネルに対して約1.5倍の耐力を有している事が確認出来ました。
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実物大試験    
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単体曲げ試験(薄肉部構造形式選定)   複合部材曲げ試験(裏込め材選定)   円弧梁試験(部材接合部性能確認)
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